Mr.ブラボーの幸せになるこころの法則

Mr.ブラボーはこころの幸せについて、いつも考えています。お金や物も大切ですが、Mr.ブラボーは「こころの幸せ」が真の幸せだと考えています。このブログは宗教とは関係ありません。ブログの更新は、毎週水曜日の予定です。 この処方箋がみなさんの心の健康にお役に立てば幸いです。初めてこのブログをお読み下さる方は最初にこちらをお読み下さい。

第二法則(絶対は無い)

失うことについて

すべての形あるものは、いつかは形がなくなるか、消えてなくなってしまいます。これを、「エントロピー増大の法則」と呼びます。整然とした状態は混沌とした無秩序状態に向かいます。
そうでなくても、人は大切な人を失ったり、大切にしていた物を紛失したり、壊れたりして失うことがあります。
世界中に1つしかない大切なものは、失いたくないですよね。代わりがないのですから。
人は失うことを恐れます。大切な人や物を失うと、心の安定が保てなくなりますし、悲しみや喪失感を感じます。
逆に、大切な人や物を失って初めて、人や物のありがたみが分かることがあります。
私は大学時代に上京(本当は埼玉県でした)し、一人暮らしを始めました。そのときに初めて体験したことなのですが、高校時代まで実家で暮らしていたときには、炊事、洗濯、掃除等はすべて母親がやってくれました。一人暮らしを始めてから、それまで母親がやってくれたことをすべて、自分でやることになり、母親のありがたみが初めてわかりました。そのかわり、誰からも何も言われないという「自由」を得ました。
私は昔、よく物を無くしました。何処にしまったか分からなくなる事も、使いたいときに使えなくなるという点では、その時点においては無くしたのと一緒です。よく探し物をしている私に対して母は「あなたは人生の大切な時間を探し物に費やしている」とよく言ったものです。いっそのこと、すべての持ち物に発信機を付けておきたいと思ったくらいなのですが、そんなことは現実的ではありません。社会人になってからは、持ち物はすべてしまう場所を決めておき、必ずその場所にしまうように習慣付けました。物を紛失するときは、決まって無意識にしまったときです。小さなものは決められたポーチ等に小分けにしまうようにしましたし、鞄のどのポケットにしまうかも決めています。電車に乗っている間は定期入れを必ずズボンの右前ポケットにしまうようにし、電車を降りてからは鞄の決められたポケットに定期入れを移し変えます。
子供が大きくなってからは、私の物を子供が勝手に使って元に戻さず、無くなってしまうことには閉口しています。家族と一緒に暮らしていると、一人暮らしと違って、物の管理が多少むずかしくなります。そういうときには、後で子供に私の物を勝手に持ち出さないようにと言い聞かせます。それでも私は家族ができて、妻や子供にめぐり合うことができました。家族で暮らすことは多少大変なこともありますが、お互いに影響しあって、得ることも多いと思います。
人は失って初めて、人や物の大切さに気づくことがあります。みなさんも、いろいろと経験があるのではないでしょうか。

それでは、また。

どちらに転んでもよい状態をつくる

現実生活では、いろいろな場面で選択が必要とされます。多くの人は「絶対」にしがみついて苦しんでいることが多いです。この世の中に絶対はありません
もし、現在の仕事を失うとすれば、仕事から解放される「自由」が得られますし、自分により適している職業につく自由が得られます。失業給付金というオマケもついています。
人は選択の自由がない場合に窮地に追いやられることがあります。スキーを滑るときに、雪面にギャップ(こぶ)がある場合、自分の意思で自(みずか)ら飛ぶのと、ギャップに飛ばされるのでは、大きな違いがあります。前者は自分でコントロールできますが、後者はコントロールできません。
「どちらに転んでもよい」を例にあげると、以下のようになります。
(1)車を所有する
車を所有すれば、好きなときに、ある程度好きな場所にすばやく移動できるし、自分たちだけの空間が保てます。物を運ぶ場合も便利です。逆に車を所有しないと、あれこれと車の出費に悩むこともありませんし、好きなときにお酒(成人の場合)も飲めます。交通事故の加害者になる心配もありません。
(2)結婚する
結婚すると、社会的信用が増します。また、1人暮らしの寂しさもありません。家族ができれば、もっとにぎやかになります。ですが、経済的な責任が増します。反対に独身だと、身体的、経済的に自由です。ですが、病気になったときなど、入院すれば別ですが、世話をしてくれる人がいなくて心細いです。楽しさや悲しさや美味しさ!?を分かち合うこともできません。
(3)金持ちになる
金持ちになるのは、ほとんどの人の夢(または目標)ですよね。
私もお金は欲しいです。金持ちになると好きなものを買えますし、いろいろと快適なサービスも受けられます。反対に金持ちになりすぎると、財産を守る心配が出てきますし(心配できるぐらいお金は欲しいですが)、税金の心配もしなければなりません。子供が誘拐されないように心配する必要もでてきます。

お金が幅をきかせている現代の世の中では、ほとんどの事がお金で解決できます。ただし、愛情や地位はお金では買えません(買えるという人も中にはいらっしゃいますが)。昔、インドで大富豪の娘が焼身自殺をしました。これは、お金があっても「こころの幸せ」が得られなかった例だと思います。
「どちらに転んでもよい状態をつくる」とものすごく気が楽です。どちらを選んでも、その先に道が続いているだけです。
誰しも、自分の夢を叶えたいですよね。ある人の言われた言葉ですが、「動物は食物を食べて生きている。人間は目的を食べて生きている。」のだそうです。自ら選択するには、自分の好みや方向性を明確にして、自分の意思で選択する必要があります。悪魔に魂だけは売り渡さない覚悟が必要です。

それでは、また。

絶対は無い

第二法則(絶対は無い)について書きます。

たとえば、数学の世界の中では1+1=2は絶対です。
でも、私たちは自然界で生きています。自然界には絶対はありません。
自然界は偶然の積み重ねでできています。
・勉強しても、試験に絶対合格することもなければ、絶対合格しないこともありません。
・現在の恋人と絶対結婚できることもなければ、絶対結婚できないこともありません。
・私たちは明日、絶対生きていることもありませんし、絶対死んでいることもありません。
自然界や私たちの生活の中に「絶対」を持ち込むと、かなり窮屈に生きることになり、「~ねばならぬ」に縛られることになります。

(1)どちらに転んでも良い状況を作る
自分の意思で選択できない場合、「どちらに転んでもよい」状況をつくっておくのは楽な生き方です。
どちらに転んでもよいというのは、ただ、道が二つに分かれているだけで、どちらを選択しても、その結果、選択した先に道があるだけです。

(2)人の脳はかなりいい加減に作られている
人の脳は、バランスを保つために、かなりいい加減(よく言えばファジー)につくられています。私たちの認識も、かなりいい加減にできています。
「絶対」を考えずに、多少、成り行きに任せた方がうまくゆく場合があります。

(3)完璧な人はいない
人間、誰もが間違いをおかします。脳自体が完璧につくられていないからです。人間である限り、1人として完璧な人はいません。

それでも、「絶対」が死活問題の場合があります。
そういうときはもう一度、それが本当に死活問題なのか考えてみる必要があります。考えてみれば、それが大した問題ではないことがわかる場合や、他の解決策が見つかる場合もあります。

故、松下幸之助さんの好きだった言葉があります。
「人事を尽くして天命を待つ」

それでは、また。


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