村上春樹の小説に「ダンス・ダンス・ダンス」という題名のものがありました。
私もかなり昔に読んだので、内容は忘れてしまいましたが、「事の有意義か否かは考えずに、とにかく踊り続けろ」という意味だったと思います。
 私たちの日常生活では、無駄と思える行動や行為がかなりあると思います。私なりには、その行動や行為が建設的であれば、無駄ではなく有意義に思えるのですが、その行為そのものが楽しく思えれば、それはその人にとっては有意義なものなんだと思います。
 私は最近、スマートフォンでのゲーム(特に反射神経ゲーム)をやりません。ゲームをやって頭を鍛えたり、頭の老化防止に役立てるのが目的なら有意義かと思いますが、私ならその時間を使って読書をしたり、情報を収集します。
 私は趣味でトランペットやコルネットを演奏しますが、演奏することは私にとっては楽しいものです。楽器の演奏自体は建設的なものではありませんが、より良い音を出せるように練習したり、もっと上手く表現できるように練習することは、建設的なことだと思います。
 私たちは人間ですが、動物の一員であり生き物です。生きるためには体を鍛えたり、運動する必要があります。そのように考えると一見無駄だと思えるようなダンスでさえ、有意義な事かもしれません。なにしろ、体を動かすことは楽しいです。
 心と体が喜ぶことは、生命にとって良いことなんだと思います。

それでは、また。

今月の曲
「風の便り」(オリジナル)

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