あるセミナーで、人は他人を評価するときは、事実ではなく印象で評価していると教わりました。印象には良い印象と悪い印象があります。
 過去にテレビのCMでわざと「悪い印象」を与えて効果を得るものがありました。この場合、このCMを見た人は嫌な気分になりますが、強い印象を与えるという意味では効果的なのかもしれません。
 人は他人に良い印象を与える人は他人に好かれ、悪い印象を与える人は他人に嫌われる傾向があります。良い印象は良い気分を「与えて」くれますし、悪い印象は良い気分を「奪い」ます。人は与えてくれる人に好意を持ちます。
 先日、私は仕事で次の人の休憩の交替時間を5分早く交替してあげました。たった5分早くしただけで、次の人は「得した気分になった」と大変喜んでいました。
 人には感情があります。人は論理だけでなく、感情で動く部分があります。
仕事で書類等を提出するとき、他人よりも少しだけ早く提出すると、その人は「仕事が早い」という印象を受けます。これはある意味テクニックになりますが、良い印象を与え続けると、良い評価が受けられます。
 別に焦(あせ)って行動することはありませんが、良い印象を与え続けると、良い評価が自分に返ってきます。
これは自分が得をする賢い生き方なのかもしれません。

それでは、また

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