私たちが現実で生きて行く中で、夢(昼間見る夢です)を見ることは、こころのエネルギーを増幅したり、蓄積する上で大切なことだと思います。
 先日、映画「あやしい彼女」を観て、感動してちょっと涙ぐんでしまいました。映画を観ることは、擬似的に夢を見ることだと思います。
 私は高校時代、コンピューターエンジニアになるのが夢でした。その夢はかないました。また、私は音楽が好きで、高校時代は軽音楽部に所属して、バンドでエレキベースを弾いていました。社会人になってからは、趣味でトランペット演奏や、自作曲をボーカロイドを使ってDTMでCDを作成するようになりました。
 昨日、川崎市で路上ライブをやっていた駆け出しのシンガーソングライター(女性)の方と話をしました。彼女は母子家庭で育ち、最初は介護師をしていたのですが、夢を実現すべく、音楽の道一本でやっていく決意をしたそうです。
夢を追い続けることは素晴らしいことだと思います。
 私はいつも、夢を考えるときは、現実のことも考えてしまいます。
現実で生活するためには、収入が必要です。夢に描いたことが、そのまま収入に結びつけば、そんな幸せなことはありません。
特に、音楽で収入を得ることは、並大抵のことではありません。音楽で収入面でも成功をおさめるのは、ほんの一握りの人達です。
 音楽は人のこころを幸せにします。でも、音楽にお金を支払う人はあまり多くはないと思います。お金に多少余裕があって、音楽が好きで、素晴らしい音楽を聴くためにお金を支払う人はいると思います。
 夢を職業にするか趣味にとどめるかは、その人の思い入れのありように思います。
アルバイトをしながら劇団、バンド、シンガーソングライター、絵画などのアーティストなどの活動をしている人達がいます。
私はある意味、その人達がうらやましいです。若いときは、エネルギーも時間もあります。やり直しもできます。
 音楽のプロの方が、本当に音楽を楽しみたいのなら、プロにならずにアマチュアで楽しみなさいと言われていました。プロというのはお金を稼ぐことだということです。ときには、自分のやりたくない音楽でも、収入を考えて演奏しなければならないということです。
稀に「The アルフィー」のように、自分たちのやりたい音楽だけをやって成功したミュージシャンも中にはいます。
 現実のことも考えてしまう私は、「腰が引けている」と言われそうですが、ここにも夢と現実のバランスは必要だと思います。

それでは、また。

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