私は車の運転が得意な方ではありませんが、いつも安全運転を心がけています。
安全運転といっても、いつものろのろ運転しているわけではありません。車の流れに逆らわずに運転することも大切なことです。
 遠くまでドライブする時には、長い道のりを少々、気が重く感じてしまうことがあります。そこは、目的地にたどり着くことだけではなく、その道中の「過程を楽しむ」ように考えれば、長い道のりも楽しくドライブできると思います。
 私は小学生の頃、歴史の授業が苦手でした。つまらないとさえ思っていました。そして、時間が過ぎて、早く授業が終わってくれることばかり考えて、歴史の授業中はいつも時計とにらめっこしていました。時計を見れば見るほど、時間は余計に長く感じられました。今考えると、なんともったいない授業の受け方をしていたのだろうと思います。
 職場の中に、たまに「早く帰りたい」という人がいます。確かに仕事は楽しい事よりも、辛い事の方が多いと思います。でも、その人は仕事をしている時間を、かなり損をした過ごし方をしていると思います。守りの仕事の仕方ではなく、その日の目標を持って、攻めの仕事をした方が、よほど有意義な時間を過ごせると思います。
 私の母親は高校生時代に陸上部に所属しており、インターハイに出場しています。全国大会に出場するような部の練習の厳しさは、並大抵ではありません。そんな辛い練習の中で母は「時間が来れば練習は終わる」と自分に言い聞かせて、練習に励んでいたそうです。でも、それでは練習の中身が空洞になってしまうような気がします。辛くても、その日の目標を持って、練習を分割して確実にこなしていった方が、充実しているように思えます。
 長い人生、楽しい事よりも辛いことの方が多いと思います。そんなときも目的を達成することのみならず「過程を楽しむ」ようにすれば、充実した人生を送れると思います。

それでは、また。

content_201602041456