問題を解決するときや物事を行うときに、行う手順、手段が頭の中に展開され、頭の中がいっぺんに晴れ渡るとき、私たちは「閃(ひらめ)いた」と言います。そんなとき、頭の中の電灯が点灯したような感じがします。
 思考の基本は情報を収集することに始まり、過去の経験から行う手順を展開して行きます。考えてもどうしても手順や方法が思い浮かばずに、思考が停止してしまうことがあります。
そんなとき、頭をいったん休めて頭の中を整理すると、思わぬ閃きが起こることがあります。気分を楽にして楽しい気持ちになって、頭が活性化されているときに、私はよく閃きます。
 私は作曲をしますが、ありきたりの手順で楽曲を作成すると、面白みのない、ありきたりの曲しか作れません。そんなとき、閃き(インスピレーション)が重要になります。
夜に寝ているとき、夢の中で曲ができることがあります。朝起きて、そのメロディーを覚えていたら、すぐさま起きて、そのメロディーを楽譜に残します。ちなみにシンガーソングライターのaikoが作った「花火」という曲も、aikoが夢の中で作曲した曲だそうです。
 昨今、将棋の世界でコンピューターとプロ棋士の対戦が行われています。先日の対戦ではプロ棋士がコンピューターに2対1で勝利をあげています。人間には閃き(インスピレーション)があります。過去の棋譜パターンを一瞬にして呼び出せるコンピューターに人間が勝てるのも、人間の閃きという能力のおかげだと思います。
 宗教家は人間の脳が宇宙とつながるとき、閃くなどと言っていますが(私はそのような事は言いませんが)閃きは高度な知能を持つ、人間の能力だと思います。
 私が仏教とキリスト教の選択を迫られたとき、私は閃きで仏教を選択しました(ちなみに、私は宗教団体には所属しておりません)。また、結果として仏教を選択してよかったと思っています。
閃きとは、思考を超越した高度な脳の働きだと思います。

それでは、また。

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