精神科医の先生の言われた言葉ですが、心の健康を保つには、「快い緊張感を保つ」のが良いそうです。
心のテンション(緊張感)は高すぎても、緩みすぎても、うまくいかないようです。
人前での発表や、不慣れなことを行う時、外国人と話をする時などは、緊張感が高まります。
緊張感が高まりすぎて、あがってしまう人もいます。そして、最悪の場合は、頭の中が真っ白になってしまい、しどろもどろになります。
逆に、緊張感が緩み過ぎたり、緊張の糸が切れてしまったときは、人は鬱(うつ)状態になったりします。
そういう時、人は集中力が途切れて、頭が重く体がだるくなり、うまく行動できなくなります。
 京都の舞妓さんや、芸子さんの共通の挨拶に、「おきばりやす」というのがあります。
これは、「気を引き締めて、仕事に励みなさい」という意味だと思いますが、緊張感を保つことは、仕事や行動に集中するために必要だということを表しています。
 緊張感をちょうど良く保つには、事前準備と慣れが必要です。「備えあれば憂いなし」と言いますが、十分に準備を行えば、本番になって焦る必要が無くなります。また、人は慣れてくると、必要以上に緊張しなくなり、周りを十分に見渡すことができるようになります。「初心忘れるべからず」という言葉もあります。慣れてきたとしても、初心にかえり、快い緊張感を保って行動すると、物事は良い方向に進むと思います。

それでは、また。

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