どうして私は音楽が好きかというと、「音楽は嘘をつかない」からだと思います。
もし、この世の中に音楽がなかったとしたら、この世の中はとてもつまらない世界になると思います。
映画でも、ドラマ等のテレビ番組にも音楽は欠かせません。
誰かが言っていたことですが、音楽、絵画、文学の3つの芸術のうちで最も芸術性の高いものは音楽だそうです。
その理由はわかりませんが、楽譜を除いて、音楽には実体がありません。時間とともに現れては消えていく、ただの音波です。これは、生命そのもののような気がします。
音楽は、歌と器楽曲に大別できると思います。歌には歌詞があるため、歌詞にそのままメッセージがこめられています。でも、器楽曲は歌詞がない分、言葉では表せない言葉以上のものを表現できると思います。
私は小学生の頃から、レコードでクラシック音楽を聞いていましたが、小学6年生のときに、ビートルズの音楽に出会いました。
ビートルズは分類ではロックになりますが、作曲者でベーシストのポール・マッカートニーは、もともとはクラシック音楽を学んでいたと聞いています。ビートルズの楽曲にはクラシック音楽の要素もふんだんに盛り込まれています。
最近、私はジャズを中心に聴いていますが、ジャズも奥の深い世界です。
ジャズはアドリブの世界です。リズム、小節数、コード進行に制約があるものの、その中で自由にプレイします。
私は小編成のコンボ・ジャズを聴きますが、古い時代のジャズよりも、わりと最近の録音のものを多く聴きます。
最近の録音の方が、アレンジも現代風になっていますし、録音状態もよく、音質が格段によいです。
トランペットプレイヤーで有名な人にマイルス・デイヴィスがいますが、私は最初、マイルス・デイヴィスの良さがわかりませんでした。マイルスは中期以降はずっと、ハーマン・ミュートを使ってトランペットの音色を変えています。
最近になって、やっとわかってきましたが、マイルスはこのハーマン・ミュートを使った「泣きのトランペット」の音を自分の最高の音として見つけたんだと思います。
みなさんも、時々、お気に入りの音楽を聴きながら、やすらぎのひとときを過ごされてはいかがでしょうか。
それでは、また。