お金が幅をきかせる世の中です。お金があれば、この世の中の問題の90%以上は解決すると私は思っています。私もお金は欲しいです。でも、「いくらでも欲しい」とは答えません。
日本では、平社員と社長の年収差はせいぜい10倍ですが、アメリカでは100倍にもなります。プロ野球にしても、日本のトッププレーヤーは年俸2~4億円ですが、アメリカのメジャーリーグではその10倍の20~40億円にもなります。
収入について考えてみると、多すぎても、少なすぎても幸せから遠ざかるようです。幸せのピークになるのは年収1000万円ぐらいだと私は思っています。
年収30億円ぐらいの人がお金を何に使うかと言えば、世界中に10戸ぐらい別荘を買ったり、自家用機を買ったり、城を買い取ってそこに住むそうです。でも、別荘で年間に実際に使用するのは、そのうちの2つぐらいだそうです。私は過去に、城に住んでいる人へのインタビュー記事を読んだことがありますが、城での生活は快適には程遠いそうです。設備がものすごく古いですし、外観を気にしてエアコンを付けることができません。隙間風も入りますし、広すぎて夜は怖いそうです。周りの金持ちと見栄の張り合いで買った城も、ただの虚栄でしかなく、幸せから遠ざかってしまった例です。
また、お金があればあったで、今度は奪われないように心配する恐れが出てきます。
お金は元々、物やサービスと交換するためのもので、蓄えることができるようにしたものです。でも、金利制度が考えられてから、お金がお金を生むようになり、借りると金利がかかり、負債が増えます。
このようにして、金持ちはますます金持ちになり、貧乏な人はますます貧乏になる世の中ができてしまいました。
お金のために、身をすり減らして働いて、健康を害してしまうのは本末転倒ですし、全く働かないのも、社会に参加していないことになります。
不景気なこの世の中、失業率が年々上がっています。今日のニュースでは、日本の失業率(被災地3県を除く)は4.7%と発表されていました。全労働者人口のうち、約20人に1人が失業している状況になります。
お金を稼ぐのは大変なことです。でも、最近では若い人が持ち前のバイタリティとアイディアでベンチャー企業を起して、成功する例も出ています。
私と言えば、地道に働くタイプです。一発逆転も夢見ますが、それは夢の範囲に留めています。
これからの時代、日本や世界の経済は大きく変わっていきます。近未来では貨幣経済が崩壊して、貨幣に変わるものができるかもしれません。
結論を言うと、収入以内で生活するのが、幸せになる秘訣だと思います。
それでは、また。