人は夢を追い求めて生きています。その夢は未来に自分がなりたいものもあるし、将来の自分の理想の姿であるかもしれません。夢を見なければ、生きていてつまらないですし、反対に現実に偏りすぎては楽しくありません。夢を見すぎて、現実をおろそかにしても、まともな生活はできません。
お金がほしくて、宝くじやギャンブルに夢を見る人もいます。でも私は、宝くじやギャンブルは夢にとどめておいたほうがよいと思います。確かに、宝くじは買った人の誰かには当たりますが、現実としてジャンボ宝くじで一等が当たる確率は1200万分の一です。パーセントで表すと、約0.00000008%です。私はこれを「限りなく0に近い」と呼びます。
それがどのくらいの確率かを説明すると、厚さ1mmの1円玉を縦にして12km並べて、その中の1枚を選び出す確率です。ちなみに、ロト6で1等が当たる確立は宝くじよりも高く、650万分の一です。それでも、限りなく0に近い確率です(私も時々、ロト6を買ってしまいますが)。
現実では、特にお金を稼ぐことに関しては、辛くて厳しい事が多いです。
世に言う「お金持ち」は、夢と才能と行動力を駆使してピラミッドの頂点に立ち、うまく庶民からお金をかき集めているような人たちです。
お金儲けをするならば、人を騙す商売は長続きはしませんし、やっていても自分も楽しい気持ちになれないと思います。私のところにも、よく「投資」の名目で、ワンルームマンション購入のセールスの電話がかかってきます。
この商売で得をするのは、マンションを売った会社と、マンションを安く借りられる人たちで、マンションを購入してオーナーになった人には、概(おおむ)ね購入した金額以上の利益はもたらされず、損をします。
もし、商売をするならば、売り手も買い手も共に満足できるような商売をしたいものです。
高校時代に軽音楽部の後輩だった吉田美和さん(現ドリカム)は、みごとに夢を実現しました。
音楽で成功する人は、ほんの一握りです。それゆえ、音楽で身を立てようと思ったら、かなりのリスクを背負います。私は、女性の方が夢を実現しやすいような気がしています。男性が一生の仕事として音楽、特にアーティストを選ぶのはかなりの勇気が要ります(性差別をして申し訳ありません)。
それでも、今の時代はリスクを背負わないほうが、リスクが高いと言われる時代です。大企業でも倒産する時代です。
みなさんも、夢と現実のバランスをとって、現実の中で夢を見られてはいかがでしょうか。
それでは、また。