今日のテーマは「吸収することについて」です。
この「吸収する」とは、知識等を吸収する意味ではなく、物事を行うときに「自分がクッションになる」の意味です。
 仕事をしているときは、部下が上司にいろいろなことを報告します。報告で大切なことは、「事実」と「自分の意見」を明確に分けて、事実のみを報告することです。意見は報告事項とは別に述べます。ただ、事実のすべてを報告するのではなく、別に隠すわけではないのですが、自分がクッションになって枝葉の部分を処理して、幹の部分のみを報告する場合があります。
 先日、家庭のエアコンが老朽化して、買い替えを行うために私が電気店に行きました。そのエアコンは広告(ちらし)には24回払い分割手数料無料と書かれていました。妻は24回払いの分割手数料が無料ならば買うと言っていました。電気店に行ってみると、店員さんが「今は1万円引きのキャンペーンを行っているので12回払いまでしか手数料が無料になりません」と言いました。そこで私は店員さんに広告(ちらし)を見せて、「1万円引きはいらないので、広告のとおり24回払いの手数料を無料にしてください」と交渉しました。交渉は成立しました。
 その日は妻に、そのような交渉があったことは伝えなかったのですが、後で伝えました。このようなことが「自分がクッションになる」ことだと思います。
 古い演歌で森進一の「おふくろさん」という歌の歌詞には「世の中の傘になる」という表現がありました。これもある意味「クッションになる」ことだと思います。
 自分がよいクッションになって、家庭や仕事がうまく回ると、自己満足ではありませんが、充実感を感じます。

それでは、また。

今月の曲
「悲しいほどお天気」(オリジナル)

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