この世の中、嘘をつく人が多すぎると思います。これだけ世の中が複雑になると、本音と建前ができてしまい、嘘なしには、世の中がスムーズに回らないのだと思います。でも、その嘘がばれると、人は信用を失います。
 基本的に私は嘘をつくことが嫌いですし、不器用な私は嘘をつくのが下手です。また、嘘をつくと良心の呵責(かしゃく)に耐えられません。
 体調不良で会社を休むときは、きちんと体調不良と言って会社を休みますし、あまりありませんが、寝坊したときは素直に寝坊したと言って謝罪します。
 大抵の要領のよい人は、寝坊したときには、何かとうまく理由を見つけて、うまく言い訳をするようです。そういう意味では、私は生きるのが下手なのかもしれません。
一度嘘をつくと、その嘘を隠すために、嘘の上塗りをしなければなりません。私は嘘をつくぐらいなら、言わないほうが良いと思っています。
 嘘をつくことは、素直さから遠のいてしまうことです。中には、いつも嘘をつくことで心の安心感を得ている虚言癖(きょげんへき)の人もいます。こういう人は他人から信用されませんし、嫌われます。
 この複雑な世の中では、大人になると、「良い嘘」と「悪い嘘」を考えて、上手に使い分けなければなりません。
 一昔前は、医者は癌(がん)などの病気を患者本人に告知しない場合がありました。でも現在では、必ず告知するようです。
 私はこの世の中が、嘘をつかなくてもうまく回る世界になることを願っています。

それでは、また。

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