最初、タイトルを「天国と地獄について」にしようと思いましたが、架空の世界にある天国と地獄ではなく、現実世界にある天国と地獄について書こうと思ったので「極楽と地獄について」というタイトルにしました。
極楽も地獄も、人の心の中にあります。
一休さんが武士に、「極楽と地獄とは何か?」と尋ねられたときも、「それは人の心の中にあるものだ」と答えています。
 私は学生時代に勉強することが辛くて、地獄の中にいるような気持ちがしていました。でも、辛い勉強の中にも「解かる楽しみ」や「達成する楽しみ」がありました。試験で高得点をとったときにも喜びを感じました。それで地獄の中にも極楽があることを学びました。
仕事も同じで、仕事は基本的には辛いものです。でも、その仕事が好きならば、辛い仕事にも喜びを感じられるし、充実感が味わえます。自分が従事している仕事が、人や社会の役に立っていることを実感できるならば、それも喜びに繋(つな)がります。
「好きこそものの上手なれ」という言葉があります。何かをするには、苦痛や疲れが伴います。でも、物事を行う中に楽しみを感じることができたら、それを継続して行うことに苦痛が少なくなり、喜びが多くなります。
自分の好きな事を仕事にできる人は幸せな人だと思います。
 現代はストレス社会と言われて久しいです。人間関係の問題や、無理難題を解決しなければならないこと、大きな問題を抱えていれば、精神的に疲労して、こころが萎えてしまいます。
うつ病をはじめとする精神的な病気になる人も、ますます増えています。
うつ病はこころのストレスがたまって、休暇をとらないで疲労すれば、誰もがかかる病気です。
日ごろ元気な人の方が、うつ病にかかりやすいとも言われています。
また、体が健康でなければ、こころも健康になりにくいです。
こころの病になって、勉強や仕事を継続できなくなる前に休暇をとって休める社会、仕事をみんなで分け合える社会になると、みんなが幸せになれると思います。

それでは、また。

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