みなさんは「慈悲」という言葉を何度か聞いたことがあると思います。
「慈悲」とは仏教の言葉で、「他者に幸福を与え、不幸を抜き去る」ことを言います。
私たち、生きとし生けるものはすべて、慈悲のこころを生まれながらにして持っています。
その性質を仏教の言葉で「仏性(ぶっしょう)」(=仏の性質)と言います。また、仏教では他人につくすことを「利他」と言います。
私たち人間を含め、命あるものはみな、宇宙の元素からできています。
宇宙にも意思があります。だから、私たちは宇宙の意思と同じものを生まれながらにして持っています。
誰しも、他人の役に立ちたいと思い、我を忘れて他人につくすことがあると思います。
自分の好きな人のためにならば、なおさらです。
キリスト教の「愛」の教えは、本来、この「慈悲」の教えです。お互いに他人のためにつくすことで、世の中が愛に満たされ、みんなが幸せになります。
他人のために何かをしようとしたとき、自分のためにするよりも、こころのエネルギーが出ます。
私は曲を作りますが、自分のためにではなく、誰かに聴いてもらい喜んでもらいたいと思ったときによりよい曲ができます。
他人のために何かをするときは、無償が良いです。何かをしてあげるからといって、必ずお返しをもらうことは考えません。賢明な人ならば、それが回りまわって自分に還(かえ)って来ることを知っています(見返りを期待してはいけませんが)。
「ペイ・フォワード」というタイトルの映画があります。これは、1人の少年が、3人の人になにかをしてあげるという行動を、どんどん広めていくというものです。
ペイ・フォワードのように利他を行えば、必ず世の中は幸福ですてきな世界になると思います。

それでは、また

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