弱気になった時など、「どうせ私は~」という言葉を言ったりしないでしょうか。
「どうせ」という言葉は否定的なあきらめの言葉です。この言葉を使うと、現実から逃避してしまいます。「どうせ~」と思ったら、「自分が次にすべき事」を考えて行動するのが良いと思います。
同じように、使わない方が良い言葉に「一応」と「ムカツク」があります。
口癖のように「一応~」という人がいますが、これは自信のなさに「逃げている」言葉です。「一応~」と言わずに勇気を出して言い切ってしまいましょう。言い切ると、言った責任を負いますが、その方がすっきりした気持ちになれます。
若い人がよく「ムカツク」という言葉を言うのを耳にします。私の娘もよく言います。
このストレス社会では「ムカツク」ことは多いと思います。でもそれを言葉にしてしまったら、余計に「ムカツク」ことになりますし、それを聞いている人も愉快ではありません。なにも、全てを我慢しろとは言いません。でも、「ムカツク」気持ちを増幅させるのではなく、うまく昇華(しょうか)させて消してしまった方が、こころが幸せになれます。
「ムカツク」事があったら、それに執着せずに、まずは深呼吸して呼吸を整えます。またはコップ一杯の水を飲むのも良いかもしれません。ムカツク気持ちを外に逃がしたら、新たな気持ちで始めます。
言葉は心を映し出す鏡です。使わない方が良い言葉もあるということを認識して、心を暗くする否定的な言葉を使わないようにする習慣を身につけることは、良い事だと思います。

それでは、また。