やり慣れたことは別として、新しく何かを始めることは、誰しも案外億劫(おっくう)なものです。
計画を立てて、計画通りに事を進めることができる人は立派だし、うらやましいです。
人は何か行動するときに、まずは頭の中で手順を考えます。手順ができれば、あとは機械的にそのとおりに実行していけば、物事は前に進みます。でも、私たちは感情を持った人間なので、気が進まないことや不得意なことをやるときには、気が乗らなくて、行動がなかなか前に進みません。時には、頭の中で手順を確立できないこともあります。私などは、とりかかる前に気分が乗るまで、休憩をとってしまうことがたびたびあります。
「時は金なり」ということを考えると、ずいぶんと時間とお金を無駄にしているような気がします。
そういうときには、「とりあえず」着手してしまうという手があります。一度着手してしまえば、作業を進めながら気分が乗ってくることもあります。
気分が乗らないときに行動する場合、私は次のようなことを試みます。
(1)自分が第三者に作業を頼まれたことを想定し、自分で自分に命令を下します。または、それをやっている間、自分がほかの誰かに成りすましたことを想定します(アクター効果)。
(2)それをやり終えたら、自分にご褒美(お菓子でもいいし、休憩でもかまいません)を与えます(褒美効果)。
(3)作業項目を箇条書きし、それが終わったら項目の頭に「×」印を書きます(目標達成効果)。
最初はがむしゃらにやっていて、そのうちに形が出来てくるということがあります。私が高校時代に東京大学に現役で合格した先輩は、そのような勉強法をしたと言っていました。
作業の優先順位を付けて作業するのは、鉄則です。重要で急を要する作業を先に行います。人は感情を持っているので、自分が得意で「やりたい」作業を先にやりたくなるのが普通です。
明日やろうと思っても、明日という日には何が起こるかわからず、明日できる保障はありません。できるならば、思い立った「今日、今すぐ」始めることが望ましいです。
私も人間ですから、あまり重要ではないことは、明日に延ばしてしまうことがあります。でも、明日に延ばしたことは、また次の日に延ばしてしまう可能性があり、永遠にできないことがあります。
みなさんも、思い立ったら「とりあえず」今日、いますぐに取り掛かってみてはいかがでしょうか。

それでは、また。