ストレスについて書きます。
現代社会のこの世の中、社会構造や人間関係が複雑になり、また情報も氾濫し、とにかくストレスの要因になる事物が多いのが現状です。
専門的にはストレスの要因になるものを「ストレッサー」、ストレッサーにより引き起こされる反応を「ストレス反応」といい、その2つを合わせたものを「ストレス」と呼びます。
ストレスは悪いものだという認識が強いですが、全くストレスの無い状態も快適な状態では無いと思います。
まずは気候からですが、「寒い」や「暑い」というのもストレッサーの一つになります。特に「寒い」という状態は、人間の文化を発達させました。暑い地方で暮らすアフリカの土人は、衣服をあまり必要としませんが、寒い地方で暮らす人たちには、寒さを防ぐための衣服が欠かせません。「寒い」という苦痛から逃れるために知恵を使わなくてはなりません。そのうち、衣服がファッションにまで発展しました。本来、寒さを防ぐ衣服がおしゃれとしての個性を主張するアイテムにまで発展しました。色とりどりの洋服は見ていてきれいですし、おしゃれなデザインにも好感が持てます。
「ハングリー」(空腹や事物に満たされないこと)もストレッサーになり、その苦痛から逃れるために人間は知恵を働かせてきました。日持ちのする食べ物の保存法を考えたり、食べ物を採集するだけではなく、自ら育てる「農耕」や「家畜」、「養殖」が考えられました。
また、「ハングリー」であることには、やる気を出させる要素もあると思います。人間、命がかかっていたり、そうでなくとも必要に迫られると行動せざるを得なくなります。
この「ストレス」も適度なのが良いと思います。適度なストレス(刺激)は適度な緊張感を保つための重要な役割を果たします。また、極限状態で生死がかかっている状況では精神をすり減らし、かなりの精神エネルギーを費やして疲れてしまいます。反対にストレスが全く無いのも、生きている実感が持てません。
昔、平和ボケの日本では、犯罪があるくらいが丁度良いと言っていた人がいましたが、私はそうは思いません。このようなストレスは映画などの架空の世界で十分だと思います。映画では私達が普段できないようなことを俳優さんや女優さんが演じてくれます。それを見て、私達は楽しみます。また、余ったエネルギーは音楽や絵画等の芸術に使うとか、スポーツで汗を流すことで費やした方がよっぽど有意義だと思います。
十分な収入が得られない現代社会では、余暇の充実はなかなか難しいですよね。そういう時は、たまに自分に御褒美の御馳走とか、一点豪華主義がよいと思います。

それでは、また。