「こだわる」と聞くと、みなさんは何を思い浮かべますか。
職人さんでしょうか。それとも芸術家ですか。おいしいラーメン屋の主人でしょうか。自称グルメで味にこだわる人もいますよね。音楽のアーティストも、いろいろと楽器や音、アレンジ、演奏にこだわります。自分が納得するまで満足しないとか。あと、完成度の高さもあります。
こだわる人の事を、「マニア」と言ったりします。こだわるだけではなく、いろいろと調査、研究を重ねていきます。
私も多少芸術家肌なので、いろいろとこだわることが多いです。
DAP(ディジタル・オーディオ・プレーヤー)用の音楽用イヤホンも、1万円台から始まり(1万円台を2回買い替えました)2万円台、3万円台と買い替えてゆき、最終的にはバランスのよい2万円台のものにグレードダウンして落ち着きました。今はオーディオテクニカのATH-CK90PROというのを使っています。
このイヤホンはデュアルBA型のモニター系イヤホンでバランスがとても良く、音色に味付けをしていない所がよい点です。価格も手ごろ(といってもハイエンド機の仲間入り)です。
トランペットのマウスピースも1年半をかけて、やっと自分に合ったものを探し当てました。最初、バックから始まり、ヤマハ、ストーク、ボブ&リーブス、ジャルディネリと渡り歩き、今はJ・K(ヨットカー)5Cに落ち着いています。ヨットカーはバックの改良型なので、結局、一巡して最終的には原点のバックを改良したものに帰着しました。
品物を選ぶときに、情報を収集し、試使用してみて納得のいく物を探し当てることはお金もかかりますが楽しいものです。
私の傾向としては、価格的に中ぐらいの物を選ぶようにしています。
価格的に相場で中ぐらいの物は、コストパフォーマンスの高い物が多いです。
安ければ品質が悪く、高いとお金がかかりすぎるし、コストパフォーマンスが悪くなります。お金は無限ではありませんので、価格での妥協も必要になってきます。

私が1つ言いたいことは、「こだわる」事は苦しみを伴うということです。逆に全くこだわらないのはつまらないです。
うまく妥協点を見つけ出し、その中で自分が満足できるものを探します。
オーディオ用のイヤホンは、高価なもので5万円以上もするものもありますが、私はそれは選択しませんでした。シュアーの5万円台のイヤホンを試聴してみましたが、それは私が求めている音ではありませんでした。
また、性能が向上すると、壊れやすくなることもあります。
F1のレーシングカーなどは、ものすごく高性能ですが、マシンの性能ギリギリまで酷使するために、エンジントラブルやミッショントラブルなど、しょっちゅうです。また、高価なオーディオ機器なども安価なものよりも故障しやすくなります。

自分で妥協点を見つけ出し、譲れる部分と譲れない部分を明確にすると、うまく選択ができると思います。
人それぞれ物の価値観が違います。また、お金や時間にも限りがあります。
一点豪華主義というのもよいかもしれません。

お釈迦さまは「苦しみから逃れ、解脱するためには一切のこだわり(執着)を捨てなさい」と言われたそうです。けれども私たちは現代社会で生活していますので、一切のこだわりを捨てるわけにはいきません。こだわる物(事)を選択し、丁度良くこだわるのが良いと思います。

それでは、また。