第四法則(素直になる)について書きます。

「素直になる」とは、ありのままをありのままに見ることです。
これにより、認識を真実に近づけます。
認識を曲げたり、勝手に色をつけると、真実から遠ざかってしまいます。
また、素直な気持ちになると、今まで見えていなかった物事がおのずと見えてきます。

(1)素直と従順は別
「あの人は、なんでもよく言うことをきくので、素直な人だ」という言葉を聞きます。自分の意見を持たずに、なんでもよく人の言うことをきくのは「従順」と言い、「素直」とは別のことです。人はよくこの点を間違いやすいです。

(2)嘘をつかない
私も含めて、一度も嘘をついたことの無い人はいません。
嘘つきコンテストで優勝し、世界一の大嘘つきになった人は、「私はいまだに一度も嘘をついたことがありません」と言った人だそうです。
嘘をつかないで、本当のことだけを言うと物事が簡単になるし、他人から信用されます。一度、嘘をつくと、その嘘を隠すために、嘘の上塗りをしなくてはなりません。また、嘘をついて他人の心を惑わすことに快感を得ている虚言癖のある人や、そこまでいかなくても、よく嘘をつく人は嘘が習慣になってしまっているんだと思います。嘘をついて隠さなくても、言いたくないことは言わないほうが、ずっと素直です。

(3)心の奴隷にならない
人には感情があります。大多数の人は感情がコントロールできずに、感情に翻弄(ほんろう)され心の奴隷になっています。心の主人は感情ではなく、自分です。感情をコントロールするには、感情のボリュームを少ししぼればいいんです。

(4)笑いたいから笑う
人は、「笑う場」だから、みんなに合わせて笑うということがあります。でも、笑うというのは、おかしくて笑いたいと感じたときに笑うのが素直だと思います。人はそれぞれに感じ方が違います。無理して他人に合わせることはないと思います。

(5)言葉は心を映し出す鏡
最近、若者の間で汚い言葉が流行しています。「ヤベー」、「チゲーヨ」、「マジ ウゼェー」、「~ジャネ?」などです。言葉は心を映し出す鏡です。馬鹿丁寧な言葉を話す必要はありませんが、少なくとも汚くない普通の言葉で話したいものです。
普通の言葉を話すことで友達から仲間はずれにされてしまうようならば、汚い言葉と普通の言葉の2通り話せるようにしておきます。

人の五感(視覚、聴覚、嗅覚(きゅうかく)、味覚、触覚)で見た世界は、かなり真実に近いと思います。それでも、感情や先入観のフィルタを通して世界を見ているので、実際見たり聞いたりしている世界は真実が曲げられていると思います。それは仕方の無いことだと思います。また、人の五感では、多分本当の世界を永遠に知覚できないんだと思います。
それでも私は、今見たり、聞いたりして認識している世界を本当の世界だと思ってもよいと思っています。

最後に、修行を積んだ禅宗の僧侶の言われた言葉でしめくくりたいと思います。
「花は赤く、葉は緑」
「腹が減れば喰らい、眠くなれば寝る」

それでは、また。